· メインフレームリホスティング
· クライアント:サムスン生命保険株式会社様
· 導入期間:2005年7月~2006年6月
· ソリューション:OpenFrame
サムスン生命保険のリホスティングプロジェクトは、当時世界最大規模の7500MIPSのリホスティングプロジェクトで、サムスン生命のメインフレーム基盤システムのリソースをオープンシステムに効率的かつ安全にマイグレーションすることに成功しました。
サムスン生命保険(株)は、1025億ドルを超える資産を保有し 、保険会社の総資産部分で世界ランキング第18位の大手保険会社です。1957年の設立以来、 韓国最大の生命保険会社として韓国の経済発展をリードしてきており、2006年には、「Global Fortune 500企業」としても選定されました。
· 同時アクセスユーザ数:5千人
· 最大同時スループット(処理能力):1,000 TPS
· アプリケーションの容量:16,000 Online / 15,000 Batch / 9,000 JCLs
· データ容量:2,000 DB tables / 45,000 tapes / 53,000 SAMs
· オンライン取引企業数:50社以上
· トータルMIPS : 7,500 MIPS
· 現在使用中のメインフレームシステムよりメンテナンスコストを削減する。
· メインフレーム基盤システムのベンダ依存性を避けられるオープンで柔軟な技術を導入する。
· メインフレーム基盤システムのリソースを効率的かつ安全性を確保してマイグレーションする。
· 外部チャネルとの通信用インターフェースを標準化する。
· 接続された他のシステムに対するマイグレーションの影響を最小化する。
当プロジェクトでは、サムスン生命保険とローン関連「コア・ビジネス・アプリケーション」を運用する「全体メインフレーム基盤システム」のみならず、多様な内外部チャネルを対象としています。
· 16,000のオンラインプログラムと15,000のバッチプログラム(1億行のコード)
· 99%以上のアプリケーションプログラムが自動化されたプロセスによりリホスティングされました。
· バッチ処理において 処理時間を削減するため、I/O効率を増加させることにより、プログラムを最適化します。
· マイグレーション:2000 DB Tables、45,000 Tapes、53,000 SAMファイル
· アプリケーションプログラムのマイグレーションに要した総時間:4時間
· DBMSのマイグレーションに要した総時間:11時間
· リホスティングプロセスの後、マシーンのオペレーションログを使っての検証実験実施の結果、オンライン機能が正常に動作していることが検証されました。
※自動化されたツールを使用して20回以上(2ヶ月間毎日) 検証実験を行いました。
· エラーはなく、一定した安定的な動作が確認された。
· リソース使用のピーク時にも一定した安定性が保たれた。
· オンライン性能の場合、CPUの使用率がピークタイムで35%となった。
· バッチ処理にかかる時間が既存のシステムより短縮した。
· 既存のメインフレームシステムに比べ、「システムの安定性」の面でより優れた性能を発揮します。
· システムを再開発するより、「開発期間の削減」が図れます。
· 開発者と管理者のトレーニングに要するコストなど「開発・導入コストの削減」が図れます。
· メンテナンスコストが大幅に削減されました。
当プロジェクト全体によるビジネスの効率性として、導入後のコスト(アップグレード、メンテナンス、教育費など)を含み、5年間で約2千万ドルのTCOの削減が見込めます。
Tmax OpenFrameは、メインフレームシステムのアプリケーション、プロセス、及びデータを抽出して柔軟なオープン環境へのマイグレーションを実現する「メインフレーム・リホスト・ソリューション」です。ビジネスロジックやアプリケーションロジックの変更なしで、メインフレームのプラットフォームからUNIXプラットフォームへのシステム全体のマイグレーションを可能にします。
Tmax OpenFrameは、企業様のビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応できるシステム構築を可能にします。
· メインフレーム基盤システムの管理維持コストの削減
· アプリケーション新規開発の時間的・コスト的な負荷
· マイグレーションの難しいアプリケーションを、できる限り企業様の負担なく移行
· 目まぐるしいビジネス環境の変化やユーザーニーズの多様化に対応
· メインフレームによるシステム全体のパフォーマンス低下を改善
· 将来的なリビルドを効率的に実現
· 当社のリホスト・ソリューションは、性能や安定性に対するサポート体制が万全であるため安心です。
· 全てのアプリケーションやデータ、ユーザインタフェースなどをオープン環境にマイグレーションできます。
· 「ジョブ制御言語」(JCL)を 付加的な変換作業なしで処理することができます。
· 現在および将来の、手間・時間・コストを大きく削減することができます。
· 他システムとの連携及び拡張性に優れています。
· メインフレーム基盤のアプリケーションで使用されていた、ビジネスロジックのアドバンテージを継承し、有効に活用します。
· メインフレームより便利なGUI方式で、システムの各種状況をまとめてモニタリングできます。